夏にオススメしたい!日本酒特集 - プロ厳選の5銘柄をご紹介!

この夏、みなさんのお店ではどのようなドリンクメニューを用意されていますか?
 
ビールのキャンペーンを企画されたり、オリジナルのカクテルを開発されたり、暑い夏にお客様が喜んでくださるよう考案されているかと思います。
 
そこで今回は、近年さらに大きなブームと化してきた「日本酒」にテーマを絞り、この夏、お客様へのご提供にオススメの日本酒をご紹介いたします。
 
日本酒は四季を楽しめるお酒。夏にピッタリのものも、知らなきゃ損ですね。
 

 

今回、飲食店向けオススメの日本酒を教えてくださったのは、日本名門酒会の朝倉さん。
数ある日本酒のなかから、特にこの夏にオススメの5銘柄のお話をお伺いしてきました。

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日本名門酒会とは、日本酒の卸売業をされている株式会社岡永が本部となって昭和50年から運営されている、日本酒の文化発展に貢献することを目的とされた組織とのことです。

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日本名門酒会は「良い酒を 佳い人に」をスローガンに、全国約120社の蔵元が丹精こめて造った良質の日本酒を、全国1,700店あまりの酒販店を通して流通させてきたボランタリー組織です。
(引用:http://www.meimonshu.jp/)

 

 

2016年夏にオススメの日本酒5選

 

大七  純米生酛生原酒(福島県・二本松)

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現存する酒造りの技法の中でもっとも古い製法、”生酛(きもと)造り”でつくられた日本酒。
生酛造りとは、火入れをせずに低温熟成させ、もともと蔵のなかに生息している天然の乳酸菌を取り込ませることで雑菌を死滅させる製法です。一般的な製法よりも時間をかけて熟成させます。
 
味わいの変化が楽しめる日本酒で、春にできた新酒の荒々しさがまろやかになった感じを堪能できるのが、ちょうどこの時期のようです。
夏の日本酒というとサッパリした感じが想像されやすいですが、こちらは特に味わいがしっかりとしています。
 
そのため、あう料理のストライクゾーンが広く、基本的にはどんな料理との組み合わせにもオススメとのことです。
 

[合う料理] 焼鳥、唐揚げ、チキングリル、棒々鶏、魚介類の煮込み系
 

 

大山 夏の特別純米酒(山形県・鶴岡)

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昔ならではの濃厚仕込み”十水仕込み”の日本酒。「大山」の夏限定盤です。
 
一般的な日本酒は、お米:仕込水の使用割合を1:1.2~1.4程にして造られています。しかし、十水仕込みは、使用されるお米と仕込水の割合が1:1、つまり同じ割合で造られている日本酒です。
 
通常よりも低いアルコール度数の日本酒というのをコンセプトにつくられており、その度数は13度ですが、しっかりとした旨味が感じられます。
 
夏の暑い時期にさらりと楽しみたい方向けの日本酒です。
 

[合う料理] 焼肉(特に牛タン)、クリーム煮(グラタンなどホワイトソース系)
 

 

司牡丹 船中八策(高知県・佐川町)

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EXTRA DRY=「超辛口」の日本酒。超辛口というとゴツイお酒をイメージしがちですが、船中八策はとても繊細なお酒。料理を引き立てて邪魔をしない、まるで出汁のような存在のお酒といわれています。
 
名前とされている「船中八策」とは、幕末に土佐藩脱藩志士の坂本龍馬が起草した新国家体制の基本方針とされるもののこと。蔵元は坂本龍馬と深いご縁があるとのことです。
 
口のなかの油分を洗い流してくれるような感覚を堪能することができ、夏のお燗酒にもオススメです。
 

[合う料理] かつおのタタキ、かつおのカルパッチョ、和食全般(日本酒が出汁のように料理を自然に盛り上げてくれます。)
 

 

西の関 手造り 純米酒(大分県・国東市)

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日本名門酒会が1年に一度、7月の土用の丑の日にちなんで開催する『プロが選んだ鰻(うなぎ)に合う酒』コンテストがあります。
そこでなんと、11年間連続で圧倒的トップに輝くのが「西の関」。
 
コンテストは毎年、審査員も日本酒のラインナップも変えているにも関わらず、ほぼ満場一致で鰻に一番合うお酒に選ばれるそうです。
 

[合う料理] 鰻の蒲焼
 

 

萬歳楽 純米吟醸生 白山氷室(石川県・白山市)

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凍ったまま食べるコオリ酒。
“氷室”とは、冷凍庫のないその昔、冬に積もった雪を春や夏まで保存した土室のこと。江戸時代、加賀藩の藩主であった前田利家が徳川家へ、氷室で寝かせていた氷を毎年献上していたという逸話を再現した日本酒です。
 
ちなみに、前田家から徳川家の氷の献上は、現在でも加賀の城下である金沢で夏の風物詩として親しまれているようです。
 

[合う料理] 夏野菜、白身魚、ヒカリモノの刺身、食後のデザート感覚としても。
 

 

 

夏にしっかりとした味わいが楽しめる大七と大山、超辛口の船中八策、鰻に合う西の関、そしてコオリ酒の白山氷室。
以上5銘柄が、この夏特にオススメしたい日本酒でした。
 
みなさんはお試しになられたことはありましたでしょうか?
 

 

製法やコンセプトを知ろう

今回ご紹介した日本酒も、それぞれ独自の製法や商品のコンセプト、その日本酒に合うお料理があります。
 
商品知識を高めることで、なぜオススメするのかという理由を添えることができたり、お客様にそのお酒をさらに楽しんでもらうことができますね。
 
そして、なにより自分自身が知識を付けることで、さらに商品への興味や愛着が涌いてくると思います。
 

是非お店で取り扱っているお酒についても、改めて研究してみてはいかがでしょうか?