実は間違っている接客敬語7選!! - 今すぐ使える!飲食人の正しい敬語の使い方とは?

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丁寧な接客には欠かせないきれいな言葉づかい。サービスマンたるものスマートな会話でお客様をお迎えしなければなりませんね。

 

しかし、飲食店でよく使われている接客言葉のなかにも、実は間違った敬語が混じっていることが多く見受けられます。良かれと思って使っていたとしても、間違った敬語は時にお客様に対して失礼な態度を印象付けてしまいます。

 

今回は、接客時によく使われるけれども実は間違っている敬語を7つご紹介いたしますので、みなさん今一度自分の敬語を復習してみましょう!

 

まずは敬語の基礎を復習しよう!

敬語には大きく分けて3つの種類「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」がありますね!

 

・尊敬語

相手の状態や動作に対して敬意を表します。主語が敬う相手の場合に使います。

 

・謙譲語

自分(身内の人)の状態や動作について、へりくだることで相手に敬意を表します。主語が自分(身内の人)の場合に使います。

 

・丁寧語

語尾に「です」「ます」「でございます」を付けて、丁寧にすることで相手に敬意を表します。

 

 

多くの人が特に悩んでしまうのが、尊敬語と謙譲語の区別ではないでしょうか?

例えば「食べる」という言葉も、尊敬語では「召し上がる」、謙譲語では「いただく」というように変化しますね。

どのような言葉がどのように変化していくのか、、、こればかりは暗記と慣れです!

 

 

飲食人なら絶対に身につけたい敬語

無題

上の一覧は基本中の基本です!必ず使い分けられるようにしましょう。

それでは本題の「実は間違っている敬語」を、今回は7つご紹介いたします。

 

 

実は間違っている接客敬語7つの例

 

1.「お電話番号をいただけますか?」

正しくは「お電話番号を教えていただけますか?」です。

多くのお店が予約を受ける際にお客様に聞いているフレーズですね。電話番号は「教えてもらう」ものですので、「もらう」という表現はおかしくなってしまいます。

同様に「お名前ちょうだいできますか?」という表現も実は誤った敬語です。

 

 

2.「全席喫煙になっております。」

正しくは「全席喫煙でございます。」です。

「なる」という言葉は何かしらの変化が伴ったものに対して使う言葉なので、変化が生じていないものに対して使うことは実は誤り。

この場合「です」が正しい言葉ですが、強い印象を与えてしまうため、丁寧語にして「でございます」と使うのがベスト!

 

 

3.「メニューをご覧になられますか?」

正しくは「メニューをご覧になりますか?」です。

「見る」の尊敬語が「ご覧になる」なので、そこに尊敬語の「~られる」を付けてしまうと過剰な敬語表現である二重敬語になってしまいます。

ちなみに、「お召し上がりになりますか?」という表現も、「食べる」の尊敬語「召し上がる」+尊敬語「お~なる」の二重敬語で誤った敬語になってしまいます。この場合は「召し上がりますか?」が正しい敬語です。

 

 

4.「スタッフに伺ってください。」

正しくは「スタッフにおたずねください。」です。

「伺う」は「聞く」の謙譲語であり、自らの行動についてへりくだる時に使うものです。お客様に対しては尊敬語の「おたずねください」を使いましょう。

 

 

5.「お承りいたします。」

正しくは「承ります。」です。

「分かる」の謙譲語が「承る」なので、謙譲語の「お~する」を加えてしまうとこちらも二重敬語になってしまいます。

 

 

6.「〇〇と△△、どちらにいたしますか?」

正しくは「○○と△△、どちらになさいますか?」です。

「いたす」は「する」の謙譲語。この場合はお客様が「する」ことなので、使うべきは尊敬語の「なさる」です。

 

 

7.「ご注文の品はお揃いになりましたか?」

この場合、「ご注文の品は以上でよろしいでしょうか?」のような表現が適当です。

「お揃い」は「揃う」の敬語であり、このように主語が料理の場合は料理を敬っていることになってしまいます。

 

 

 

以上が「実は間違っている接客敬語」の7つの例でした。みなさんは日頃正しい敬語が使えていましたでしょうか?

 

実は敬語も変化しています!

今回お伝えしたのは昔からの敬語の基本でしたが、2007年に文化庁が答申した「敬語の指針」により敬語の認められ方が少しずつ変化してきました。

 

例えば、間違った敬語としてよくあげられる「とんでもございません」。

「とんでもない」全体で一つの形容詞なので、その「ない」の部分だけを「ございません」に変えることはできず、丁寧にするためには「とんでもないです」「とんでもないことでございます」というべきだ、といわれ続けてきました。

 

しかし「敬語の指針 第3 具体的な場面での敬語の使い方」にはこのようにあります。

 

「とんでもございません」(「とんでもありません」)は,相手からの褒めや賞賛などを軽く打ち消すときの表現であり,現在では,こうした状況で使うことは問題がないと考えられる。

引用:「敬語の指針 第3 具体的な場面での敬語の使い方」より

 

なんと!現在では問題ないとのことでした。

 

しかし、この指針自体の認知度がまだまだ高いとはいえませんので、まずは一般的な敬語そのものを身につけることがあらゆるお客様へのおもてなしに繋がるのではないでしょうか。