【飲食接客向け】発声のお悩み解決! - 「声が小さい」「滑舌が悪い」その原因は?!

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「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」

大勢のお客様でにぎわっている飲食店では必然的に、大きく通る声や聞き取りやすい発音が必要になりますね。

オープン前、朝礼であいさつの練習をしてから営業にのぞむお店もよくお見かけします。

 

しかし、皆さんのなかには「声が小さくてなかなか通らない」「滑舌が悪くて聞き返されることがある」と悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回のテーマは、飲食接客業の発声お悩み改善。

お話をお伺いしたのは《ChihiRoボイス・ボーカルスクール》を運営されている、日本ボイストレーナー連盟認定講師の鈴木智大先生です。

 

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一般の方~プロの方の歌唱レッスンはもちろん、話し声や発声のトレーニングまで豊富な専門コースが設定されており、出張型のマンツーマンレッスンが可能なので初めての方でも安心して楽しく学べるところも好評の教室です。

弁護士、不動産関係、経営者の方々も、お仕事のスキルアップのために通われているようです。

 

ChihiRoボイス・ボーカルスクール

http://www.chihiro-voice-vocalschool.com/

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今回は特別に、接客業の方がよく抱える発声の悩み、《小さな声を改善する》《滑舌をよくする》ことについてアドバイスをいただきました。

 

 

小さな声を改善!

【原因】

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もとから声が大きい人、声が小さくなってしまう人、それぞれいらっしゃいます。

決定的な違いがどこにあるかというと、小さなころから大きな声を出しながら遊ぶ経験があったかどうか。そして、もともとの声帯の強さなどが影響しているとのこと。

過去の経験や先天的な特徴は変えることができませんが、小さな声もトレーニング次第で響き通る声にすることはいくらでもできるそうです。

 

【改善策】

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声を出し慣れるということは、声帯を鍛えること。そして、声帯を鍛えるためには発声練習しかないそうです。

 

発声の基本の呼吸法である“腹式呼吸”。

これを行った上で発声練習をするというのがとても大切。

基本的な発声練習の一つとして、母音での発声があります。

「あっあっあっあっあーーー」と“お腹から声を出す”ことを意識しながら発声する。

これを1回の発声練習で10分ほど行うと効果的。

 

その他にオススメの発声方法は、“グリスアップ・グリスダウン”。

“グリスアップ”というのは、最低音から最高音まで一息で登っていく発声練習。

“グリスダウン”はその逆で、最高音からこれ以上でないという低音まで一息で発声していく方法です。

初めは母音の『A』で発声し、慣れてきたら他の母音でも行うと良いそうです。

 

また、声帯の負担を軽減することができる“リップロール”もオススメとのこと。

大きな声を出したり、長時間話し続けることは声帯に負担をかけているので、それをリラックスさせてあげることも効果的ということです。

“リップロール”は、唇を閉じた状態で空気を出して、発声しながら唇をブルブルと震わせるという練習方法。大きな声が出せない場所でも気軽にできそうですね。

 

朝起きて30分以後、体が目覚めてきた状態で発声練習を習慣にするのがオススメとのことでした。

 

 

滑舌をよくする!

【原因】

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滑舌が悪い人の原因の一つは、舌の筋力不足にあるようです。

「口を自然に閉じます。そのとき舌って上あごについていますか?ついていなくて口の中で浮いている状態は“低位舌”といい、舌の筋力不足なんです。」

 

そしてもう一つの原因が、調音点のズレ。

調音点とは、口のなかで《言葉が生まれる場所》をさします。

「例えば『TA』と発音しようとする時、最初に舌が前歯の裏にくっつくじゃないですか。

舌が音を発する時にくっつくところを“調音点”というんですよ。

『HA』など舌がどこにもつかない状態で発音するときは、喉の奥が調音点になってるんです。

それらの調音点がズレズレの人は、滑舌が悪くなってしまうんです。」

 

【改善策】

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まずは舌の筋力不足を改善する方法。

口を閉じている時、意識的に上アゴに舌をつけるようクセづけすることが効果的なようです。

 

また、トレーニングとしては口から出した舌を上下にキープしたり、口を閉じて舌を歯の表面にそってグルグル回す舌回しが効果的。

 

そして、調音点のズレを改善するには、あえてトレーニングする時間を確保して正しい発音で声を出す練習が最も効果的とのこと。英語の発音練習をするようなイメージです。

 

「人によると思いますけど、1日5分とかやりつづけて、2、3ヵ月とかで改善するのではないかなって思います。」

ただし、アゴの骨格が受口の方はお医者さんへの相談が必要になります。

 

 

スタッフみんなで発声練習!

「自分の声をよりよくしていきたいけど、一人でトレーニングするのは恥ずかしい」「お家で大きな声をだしたら怒られる」という方は、お店のスタッフみんなといっしょに取り組んでみてはいかがでしょうか?

朝礼に発声練習を盛りこむというのもよいことだと思います。

自分の声に悩まれている方、今回お伝えしたことをぜひ試してみてくださいね。

 

[撮影協力]

DTMスクールサウンドスクランブル渋谷

http://sound-scramble.com/