貴重な戦力になる!外国人スタッフの採用・育て方 - 気を付けるべき3つのこと!

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深刻な人材不足問題を抱えている飲食業界。

人材が確保できないことで新店オープンを断念することになったり、はたまた営業危機に陥っているお店も少なくないのではないでしょうか。

 

この問題解決の重要な糸口のひとつになるのが、外国人スタッフの採用。

近年積極的に採用活動をしている企業がかなり増えてきました。

 

しかし、言葉や文化の壁によって仕事のやり方がうまく伝わらなかったり、チームの一員としての自覚をもってもらえなかったりするケースもよく聞かれます。

 

そこで、今回のテーマはお店の戦力になる外国人スタッフの育成方法について。

株式会社ジェネックスソリューションズの高橋勇人代表にお話を伺いしました。

 

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スタッフ教育に動画を活用!

株式会社ジェネックスソリューションズは、サービス産業向けに動画を活用した人材教育システム「ClipLine(クリップライン)」を提供している会社です。

 

クリップラインとは?

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クラウド×モバイルツール×動画を用いた遠隔教育システム。

本社と店舗を双方向の動画(クリップ)でつなぎ、企業固有のノウハウを蓄積しながらサービスレベルを高めるためのプラットフォームです。

 

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現在では約2千店舗に導入され、約3万6千人に利用されているとのこと。

飲食業界でも「吉野家」や「クリスピー・クリーム・ドーナツ」、「とうふ屋うかい」などで既に採用されており、スタッフ育成に大いに役立てられているようです。

 

クリップライン

https://clipline.jp/service/

 

 

また、同社は5つの言語(英語、中国語、ベトナム語、ミャンマー語、日本語)で外国人スタッフが接客マナーや作業ノウハウを学べる新たな動画提供サービスも開始。

日本と母国との文化や接客マナーの違いなどを動画で教えることで、お店の教育負担を軽減されています。

 

Global Cast Program(グローバル・キャスト・プログラム)

 

 

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文化の違いから生まれるありがちなトラブル事例を良い例と悪い例で解説。

「“すみません”の使い分け方」なども説明しています。

 

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「銀行口座の開設」や「携帯電話の契約」など、日本で生活する上で必要な情報も意外と知られていません。

テレビ番組を見るように動画で学べます。

 

 

このようなサービスを提供され、スタッフ育成のサポートされているジェネックスソリューションズ。

今回は高橋代表より、飲食店における外国人スタッフ採用・育成ポイントを教えていただきました。

 

 

採用・育成の3つのポイント

初めてのお店は、経験ありの外国人を!

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「外国人のスタッフを雇ったことがないお店の場合、初めてと初めて同士ってなかなかうまくいかないと思うんです。」

初めて外国人スタッフを採用しようというお店は、まずは日本での経験値が高い方を採用した方が良いとのこと。

日本での生活に慣れているかどうか、日本語が話せるかどうか、そして日本の他の飲食店での勤務経験を面接時にしっかり確認しましょう。

 

 

文化の違いは最初に理解してもらう!

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時間の感覚や言葉のニュアンスの違い。そういった違いは日本人同士でもでてきたりするので、異なる国の文化で生まれ育ってきた同士であれば尚更違いはあるもの。

一分の遅刻が許されるかどうかも文化によって違います。

そのような違いは出来るだけ先に伝えておくことが大切。事前に納得してもらうことで、後から不満が出にくくなるそうです。

 

 

先輩外国人スタッフにお任せし過ぎない!

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外国人スタッフを一人採用すると、次に友人を面接へ連れてきてくれるということが多くあるそうです。

そうすると、最初のひとりをコアにどんどん外国人スタッフの輪が広がっていく。

そして出来上がった外国人スタッフコミュニティーのなかで、コアのスタッフを中心とした伝言ゲームのような教育システムが自然発生することがあるようです。

 

実際、ある大手の居酒屋チェーン店では一人のベトナム人スタッフが長く勤めており、いつの間にかお店はベトナム人スタッフが多い構図に。

そのような中、ある事件があったとお話くださいました。

 

「あるとき日本人のスタッフが、そのベテランのベトナム人スタッフの作業方法が間違っていることに気付いたんです。するとなんと、全員ベトナム人スタッフは彼と同じように間違っていたという訳なんです。伝言ゲームで一番最初の人が間違うと全部間違うみたいな感じで。」

 

「だけど驚いたのは、そのトップの一人を修正すると勝手に全員修正されていたんです。すごい教育システムがいつの間にか出来上がっていたみたいです(笑)。」

 

自然に教え合う風習ができることはとても良いことです。

しかし、意図せず作られた教育システムに任せてばかりいると、誤った情報が広まってしまう可能が大いにあります。

 

やはり飲食店側が主体となり、外国人スタッフへの教育もきちんと準備しておくことが重要だということでした。

 

 

カギは外国人スタッフにあり!

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日本ってよくわからない。日本で働いたこともない。そのような状態で初めて日本に来る外国人の方が右肩上がりに増えてきています。

政府でも2020年までに30万人の留学生受け入れを目指す計画を推進しているようです。

今後一層、日本で働くことを希望する外国人が増えていくことは間違いないでしょう。

 

飲食業界の人材不足問題は、そのような外国人の方々の採用・育成にかかっているといっても過言ではないようですね。